シル婆ぁひとり歩きお遍路

純米酒と仏とjazzが好き

お遍路の宿泊事情(お遍路宿その1)

今回宿泊したお遍路宿は5件。すべて徳島県。5件とも予約は電話のみ。私は3月中にすべてあらかじめ予約した。

予約の電話の時、初めてのお遍路ですか?前日はどこに宿泊ですか?翌日はどこですか?歩きですか?と聞いてくるお宿もあった。どうやら、歩いて遠すぎる、近すぎる、とかの距離感を心配してくれているようだ。他のお遍路さんに聞いた話だと、予約しようとしたら、近すぎてもったいないからもっと先のお宿にした方が良いですよ、とアドバイスされたと。男の歩きの通し遍路の人も、荷物が多すぎるとお宿のアドバイスで荷物を減らしたと。ベテランお遍路さんによると、特に徳島県のお遍路宿は、親切なんですって。

私自身も不安いっぱいで初めてのお宿に電話したとき、そんなふうに言ってもらってとても嬉しかった。焼山寺の山越えもどうしようか迷ってけど、予約の時に「頑張って挑戦してみな!」とお宿のマスターに励ましてもらって腹を決めることができた。どこから始めても良いと言われるお遍路だけど、徳島県のお遍路宿は、背中を押してくれ、見守ってくれる存在だった。

 

私が今回宿泊したお遍路宿は、正直どこも古かった。57才の私シル婆ぁが小学校に上がる前の爺ちゃん婆ちゃんのウチ、と言ったらイメージつきますか?民宿というより合宿所、旅籠宿みたい。大体の宿には部屋に鍵はあったけど、中には鍵なしふすま一枚で、となりのおっちゃんの寝言が聞こえてくるところもあった。

でも、どのお宿も布団はふかふかで、食事もすごく美味しい!古くても、某激安ホテルチェーン伊○園よりもよっぽど清潔で清掃と手入れが行き届いていた。

 

食事はこんな感じ 

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宿房よりは総じて良かったかな。ボリュームいっぱい!5件のうち3件でトンカツが出てきてびっくり。お遍路さんに力をつけて頑張ってほしいんですって。

 

食事は全員集まっていただきます。17:30から18:30の間に食事開始といったところ。お遍路宿には基本歩き遍路しかいない。名古屋の二人組と一緒だった一晩以外は、男の遍路ばかりだった。お風呂は先に済ませるので、すっぴん眉無しで、毎晩おっちゃん遍路達とビール呑んでたね。