今回のお遍路宿⑧ 富士屋旅館
86番志度寺近く
お遍路達に、とても良いよ!と聞いていたので楽しみにしていたお宿。お寿司屋さんがやっている。お遍路以外方も宿泊していた。大きなお座敷もあり、職人の方が大瓶に花を飾りつけていたので宴会や法事にも対応しているようだ。
なかなかの外観。4階建てだったと思う。古い建物だが、外観はリフォーム済み。中はレトロな感じだが清潔感は問題無し。
お風呂も大きめで手足を伸ばして入れる。
部屋の様子。
夕飯 部屋に出されて一人でいただく。期待以上の豪華さ!左上の台物はつみれ鍋。お寿司の左上の小鉢はナマコの酢の物だった。信州育ちのシル婆ぁは初めてナマコ食べたよ。お魚メインで美味しい!お魚が美味しいといくらでもお酒がいけちゃうけど冷やコップ酒二杯でがまん。ご飯(お米)はお断りした。お寿司は美味しくいただきました。
朝ごはん 丁寧に作られている。朝はお寿司屋さん店舗の方でいただく。おじ様お遍路と楽しく情報交換しながらもりもり食べる。
宿の女将さんは、笑い上戸でかわいく元気な方。朝出発のときにお接待でペットボトル茶をいただいた。
ゆかた、タオル、歯ブラシあり。洗濯200円。
食事も美味しく居心地の良いお宿だった。このお宿が、今回の遍路の最後の宿。
宿泊代 お酒含めて9300円
今回のお遍路宿⑦ 天然温泉きらら
クレーターから湧き出したメタケイ酸の湯というので期待してたけど、なんだか特徴のない温泉だった。
健康ランドといった風情。様々な湯船に、サウナや露天風呂もあり。施設内に足ツボマッサージやエステ、レストランあり。
施設の従業員の方はとても感じ良かった。
宿泊は、駐車場のはずれにある古いワンルームマンション。着替えやバスセットを持って外(駐車場)を歩かなくてはならない。この日は風が強くなかなかに辛かった。
玄関入るとすぐにキッチンスペース。内湯(バスルーム)もある。キッチン内(右側に見える)になぜか事務デスク。
続いて畳の部屋。8畳ある。布団は押し入れから出して敷く。
部屋の片隅にあったこれ。なんだろうと思ってハンドルを引いてみたら、ベットだった!
お風呂に入って、施設内のレストランで夕飯にした。シル婆ぁお酒飲みたいので、ご飯(米)や主食はいらないんだけど、丼ものや定食、麺類がメイン。
そして驚いたことに、このレストラン日本酒は置いてないの!もうびっくり…。日本酒が置いてない飲食店なんて初めてだよ。仕方ないので焼酎を1杯だけいただく。おつまみのクオリティもイマイチだった。
自販機コーナーはあるけどソフドのみ。ビールは脱衣所の自販機で買えた。なんとも不思議な施設だった。
近くにガストあり。コンビニは歩いて10分くらい。浴衣、歯ブラシ、タオル類あり。洗濯は350円。
朝食は食べなかった。
宿泊代 (夕食代は別)5950円
今回のお遍路宿⑥ 民宿あずさ
国分寺のそばには2,3遍路宿があるけど、口コミが一番マシで、うどんやさんがやってる、ということであずさをチョイス。
ほんとにうどん屋だ!シル婆ぁ道向かいにドラックストアに、ビールと酒を買いに行ったよ。
うどんやのどこに遍路宿の入り口があるのかウロウロしてるとご主人が出てきた!お宿はこっちと案内されたのがこれ。
…なかなかに強烈。
入り口を入ったところ。ソファや冷蔵庫が雑然としている。
この日は、もう一人おじ様遍路が宿泊していた。なかなかすごいお宿ですねぇとどちらとも無く話す。洗面所はなく、ソファの後ろのキッチンを使う。お風呂やトイレ、洗面も二人で話し合って使った。
部屋の中。テーブルの下には数年前の新聞や雑誌がぎっしり。
ご主人は、超絶早口で、早口が苦手なシル婆ぁはあまり聞き取れなかった。
夕飯は、部屋に持ってきてくれて、一人で食べる。ここに山盛りのご飯(米)が付くのだが、残すのは申し訳ないので、お断りしてして冷やコップ酒をいただく。
えっと…うどんとコロッケと、その隣は厚揚げ豆腐。うどんは不味くはなかったけど、ここが香川県のうどん屋と思うと、ちょっとイラァっとする。
朝食 ご飯はどんぶりてんこ盛り!
色んな意味で、独特&ビミョーな感じだった。神経質な人は、電車で高松市中心部に宿泊しよう。
タオルのみ。歯ブラシは無し。洗濯は無料。
宿泊代 日本酒入れて6350円
今回のお遍路宿⑤ 遍路民宿鶴吉
74番甲山寺から1kmくらい、76番金倉寺(駅からも)2kmくらい。国道11号線沿いにあるけど、少し引っ込んでいるのでとても静か。
すごくカッコイイ親父がやってる。建物は他のお遍路宿よりも新しめ。お風呂はなんと露天風呂(沸かし湯だけど)!他に内風呂もあって、富士山の絵が飾ってある。なんとも遊び心のあるお宿。
部屋の様子
夕飯
ここはご飯がとても美味しい!ご飯のおいしさは今回のお遍路宿でも1,2を争う。ペンションスタイルで食事の時はご主人もカウンターの中で一緒に食べる。常連さんらしいお客さんからお酒が回ってきたりして、みんなでわいわいとても楽しい!シル婆ぁご飯(お米)は頂かず、日本酒を4合くらい飲んだかも!
朝ごはんは写真撮るの忘れちゃったけど、焼きたて熱々の卵焼き&鮭、ほうれん草のおひたしやサラダ、具沢山のお味噌汁など、すごく良かった。おすすめのお遍路宿!
浴衣、タオル、歯ブラシあり。洗濯は無料。
宿泊代 お酒含めて8500円
今回のお遍路宿④ 民宿四国路
67番太興寺から1kmくらい。近くにコンビニ、自販機無し。
車がバンバン通る幹線国道377号線沿いにある。ただし中は意外と静か。黄色の建物はガレージで、右の木造建物がお宿。建物は古いが中はとても広い。
部屋 テレビはあるが使用不可。布団はふかふかで寝心地良い。この日は荒天で、雨に濡れて歩いたのでとても寒かったせいか、暖房(エアコン)の効きがイマイチに感じた。
夕飯はお座敷でいただく。お遍路4人。シル婆ぁの他にチャリ遍路1人、歩き遍路2人。いずれも男性。大窪寺のルートについて皆にアドバイスをいただいた。
シル婆ぁはご飯(お米)は食べずに冷やコップ酒を2杯いただく。左に飲みかけのが見えるね。
朝ごはん 歩き遍路の男の人(70才代の方)は、5:30に出発し、朝食は3人だけだった。
ご主人はご年配の男性。すべてこの方がお世話してくれた。とても親切で優しそうなご主人だったが、少し身体がご不自由なようだ。
Wi-Fiは飛んでいた。歯ブラシ、タオル、浴衣あり。洗濯100円。乾燥機は別料金だった気がする。
今回のお遍路宿③ 民宿岡田
65番三角寺から66番雲辺寺の間にある遍路宿。つか、その間にこの一つしかない。三角寺から4時間歩いてやっと辿り着く。
お遍路の間では超絶有名遍路宿。なかなか予約が取れないらしい。シル婆ぁそんな宿とは知らずに一月に予約したんだよ。
三角寺からの4時間はかなりキツい。特に県境トンネルからが長い!この風景が見えた時はホッとした…
玄関付近
部屋の様子
掃除はきちんとされているが、昭和な渋ぅーい建物。地震が起きたら倒壊しそう。神経質な人は無理かも…。もちろんWi-Fiなんぞ飛んでない!
ここがなぜ有名かというと、三角寺を降りてきてここにしか宿がないことと、ご主人の名物お爺ちゃんがいるから。御年95才ですって!耳は遠いと言っていたけど、矍鑠としてらっしゃる!
夕飯 手作りで美味しかった!シル婆ぁご飯(お米)は食べず、冷や酒2杯いただく。コップ酒、右側に見えるね。
夕飯の時も、お爺ちゃんがつきっきりで世話をしてくれる。頃合いを見て、「岡田〜雲辺寺」と「雲辺寺〜観音寺」の手書きの地図が配られる。
そして、宴もたけなわ、遍路道の写真集(たぶん爺さん撮影)を紙芝居のように見せながら、この地図に沿ってあれこれレクチャーしてくれます!楽しー!夕飯一緒に食べた遍路達と大盛り上がり!
シル婆ぁ、爺さんに、スマホで写真撮らせてください!とお願いしたら、こちらを向いてにっこりポーズ。キャワイイ!
朝ごはん
トイレはリフォーム済み。お風呂、洗面は昭和のまま。7部屋あるけど4人しか泊めない。お遍路以外は泊めないと言っていた。お遍路は言わなくても、電話の声で分かるんだって。
ご主人爺さん、さすがに朝は居なかったけど、息子さんのお嫁さんと実の娘さん(週末だけ帰ってくるみたい)が切り盛りしてる。朝見たら、靴に消臭乾燥剤のパックが入れてあった。嬉しいサービス。朝、お接待でおにぎりをいただいた。
先輩遍路や、行き会った歩き遍路に、歩きで三角寺越えるというと、「岡田泊まるの?」「岡田、よく取れたね!」「あの爺さん元気かなぁ」と、よく言われたよ。
そして宿泊後もご主人爺さんの様子をたくさんの遍路に尋ねられたので、シル婆ぁ、撮った写真を見せてあげたよ。
そして色んな遍路に、このご主人爺さんの伝説を聞いた!
「ああ見えてiPhoneを使いこなす!」「軽トラ運転してでどこにでも迎えにきてくれる」
「もうお年なので、遍路道のレクチャーは女遍路がいる時だけ」
そういえば、シル婆ぁが宿泊した時は、4人中3人が女遍路だった!
宿泊費 7,000円(日本酒代入れて)
今回のお遍路宿② ビジネス旅館小松
先達推奨の宿。伊予小松駅から5分くらい。61番香園寺から15分くらい。
玄関ホール。広くて綺麗。部屋もトイレもお風呂もリフォーム済みで快適。
部屋の様子 扉の開け閉めの音がしないようになっていた。
歩いてすぐのところに酒屋があるので、シル婆ぁそこて缶ビール買ったよ。
ご主人の爺さん、キャップを被り、素早い動き、早口でお元気。お遍路の間で有名な方のようだ。
横峰寺への手書きの地図を配ってくれる。
菅直人氏もお遍路で宿泊したとか。ご主人いわく「首相としてはダメだが、お遍路としては優秀!」と言っておった!爆笑。
夕ご飯。これで一人分!おっとこ前!ご飯は食べ放題。1日おきに牛肉鍋と豚肉鍋が交互に出るらしい。この晩は豚肉鍋。シル婆ぁ農業関係の仕事していたこともあるから、なんでも残さずにいただくことにしてる。もうお腹パンパンだった!
ご飯(お米)は食べずに日本酒(冷やコップ酒)2杯いただく。
朝ごはん
冷蔵庫なし。アメニティ無し。バスタオル、フェイスタオル、浴衣あり。
館内は綺麗にリフォームされてあり、清潔快適。洗濯は無料(乾燥機は有料)。
宿泊費9500円(お酒含めて)