シル婆ぁひとり歩きお遍路

純米酒と仏とjazzが好き

高知と愛媛のお遍路達

高知県愛媛県で出会ったお遍路は、徳島県と全然違う印象だった。

徳島県はお遍路でいっぱい。若い人、お年寄り、外国人、個人、グループ…たくさんのお遍路が歩いていた。

 

それが高知県愛媛県は様子が一変。

1人歩き遍路が多かった。外国人、友だち同士、ご夫婦の遍路はグッと少ない。

白装束、命綱、ヘルメットでガッツリ武装している80代くらいのお遍路爺もいた。装備は凄かったけど、車遍路だったようだ。

般若心経を誦じているベテラン遍路も多かった。

徳島では一回しか団体バス遍路に会わなかったけど、今回はけっこう出くわした。添乗員が大量の御納経帳やお軸をカバンに入れて納経所に運搬してくるんだよ。遍路のブログ読んでると、個人遍路と、団体バス遍路とけっこう揉めると書いてあったけど、シル婆ぁはそんなことはなかった。それにしても、バスや車の遍路は、白衣、輪袈裟、菅笠、ズダ袋とフル装備している人が多かったなぁ。

通しで歩いているっぽい男の人にも数名会った。もうなんていうか、悲壮感漂ってるというか、思い詰めっぷりが違う。ピリピリしていて挨拶もできない感じ。

 

明るくて楽しそうな徳島県のお遍路とまったく違って、まさに「修行の高知」「菩提の愛媛」。ここまで来る遍路は皆それなりの気持ちと覚悟があるってことかな。

 

女の1人遍路は、35番清瀧寺36番青龍寺で行き会った女の完全歩き遍路さんの他にも、2人見かけた。一人は遠くで見かけただけだから話はしていない。

もう一人は、すごく若くて美人な今時の娘さん。久万高原の44番大宝寺から45番岩谷寺に向かう山道で会って挨拶をした。白衣、菅笠、白い布でほっかむりといういでたち。

実はこのお姉ちゃん、4月の一回目の遍路の時に会った気がするんだよね…。高知の25番津照寺から26番金剛頂寺の途中ですれ違って挨拶したような…。

ほっかむりしている若い娘さんって、そんなにいないと思う。あー声かけて話をしておけば良かった。