シル婆ぁひとり歩きお遍路

純米酒と仏とjazzが好き

シル婆ぁが出会ったお遍路たち(その2)

焼山寺を一緒に越えたおじさま達

11番藤井寺の近くのお遍路宿では5人のお遍路(全員男性)と同宿。新潟のおじ様:定年退職してお遍路に来た。腰と足が痛いけど通しで歩くと言っていた。大阪のおじ様:60才くらい。区切り打ちと言っていた。高知市から来たお兄さん:ひろめ市場のやいろ丸(居酒屋)を勧めてくれた。あとは黒若坊主ともう一人若いお兄さん。みんな一緒に焼山寺を越えて、黒若坊主以外は、焼山寺を下ったその晩も同じお遍路宿だった。

・黒若坊主

シル婆ぁ2日目の朝イチの1番霊山寺で見かけた、黒い作務衣の坊主頭の若い男。シル婆ぁスキンヘッドが好きなのよ〜(前田大然さん、リーチマイケル、バスケット男子日本代表監督…すてき)それで覚えていた。1回だけ藤井寺のお遍路宿で同宿した。1日目霊山寺から毎日のようにどこかのお寺で見かけ、だんだん会うと一言二言話すようになった。6日目の太龍寺で行き会ったとき、もうこれが最後だと思い少し長く話しをした。まだ20代、宝塚市S寺の本物のお坊さん。お寺の先輩達が4〜50日で周っているので、自分は35日で周ってやる!と言っていた。言葉通り完全歩きの超ハイペース、電車やタクシーを使ったシル婆ぁと同じペースでお寺に来てるんだよ。驚愕!なんだかんだで6日目まで会ったのはこのお坊さんだけだったので、とても心に残った。